ちょっと紹介!その2
暖かくなってきましたね。
前回に続きもう少し越後の素晴しい織物を紹介します。
←諸紙布(もろしふ)の角帯です。(男性用の帯)
諸紙布とは、紙をよって作った紙糸を縦糸、横糸、双方
に使用した布地を言います。
また、縦糸に絹糸、横糸に紙糸を使用した布地を絹紙布
と言います。
紙糸を使った生地は、軽くて肌触りが良いですよ!
←本塩沢
強い撚りをかけた縦糸を使用して織り上げているため独特のシャリ感が特徴です。肌にも心地よい一品です。
←楮布の八寸帯
楮は桑科の植物で越前和紙の材料にも使われ、江戸時代には提灯・行灯・扇子・うちわ・合羽・凧・襖・屏風など生活に欠かせない繊維のひとつでした。
楮布は樹皮より紡がれた糸を雪の上に数日間晒し、蒸し上げて柔らかくした皮を手績みして糸を作ります。
同じ甕で染めても同じ染め上がりにはなりません。
その樹の育った環境で大きく異なります。
自然布の醍醐味をお楽しみいただけます。
まだまだ皆さんに見ていただきたい品物が沢山あります。
どうぞ遊びにおいで下さい♪
また、着物のこと、和のこと、祭りの粋な品物など、何でもどしどしお尋ねくださいね~。
精一杯お答えしますよ(笑)