私の大好きな品物で、 【松煙染め】 という染め物があります。 写真は松煙染めの紬の反物です。
松煙染めの歴史は古く、紀元前と言われ、日本古代の染色方法です。
松ヤニを燻(いぶ)してできた煤(すす)にニカワを混ぜて練り上げた松煙墨を豆汁と混ぜて引いたもの、それを松煙染めと言います。
その淡いなかにも端正な色目は江戸の頃には男女とも粋の象徴とされました。
松のヤニを燻して、こんなに綺麗になるのかと感心し感動する一反です♪